税理士法人ANSIA(アンシア)ブログ

住宅ローン控除の借入限度は4区分に~ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?~

新住宅ローン控除は借入限度額を4区分

 令和4年度以後の住宅ローン控除は、控除率、控除期間が見直され、環境性能に応じて、借入限度額が4つに区分されます。

 

 〈令和4年度税制改正後の借入限度額〉

 

ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)とは

 「ゼロ・エネルギー・ハウス」は、よく「ZEH(ゼッチ)」と略されます。一般的には、①~③により、家庭での年間エネルギー消費量を正味でゼロとする住宅をいいます。

 

 ①(断熱性能)「省エネルギー基準(令和7年義務化)」よりも高い断熱性能(UA値)を持つ建築物であること

 ②(省エネ)エアコン使用量や高効率な給湯器を家庭用管理システムで制御

 ③(創エネ)太陽光発電などで作る電気で消費エネルギーをまかなう

 

 住宅ローン控除では、日本住宅性能表示基準における「断熱等級5」かつ「一次エネ等級6」の性能を有する住宅が該当します。必ずしも太陽光パネルを設置する必要はありません(環境省の「Q&A」より)。

 

「ZEH」と「長期優良住宅」の違いは?

 皆さんが気になるのは「ZEH」と「長期優良住宅」の違いでしょう。「長期優良住宅」は、「耐震性」「省エネ性」「メンテナンス性」などトータルで性能が高く、長く住むことができる住宅です。そのため、「省エネ」に特化したZEHに比べれば、求められる耐熱性能(UA値)は落ちることになります。

 

 〈地域区分6地域の場合のUA値基準〉

 (注)UA値は、数値が低いほど、高性能

 

 一方で、「耐震性」のハードルが高いため、かなり建築費用がかさみます。ZEHにも平成30年から補助金が出ていますので、ZEHの住宅が増加傾向にあります。

 

令和4年度もZEH補助金が出る予定

 令和4年度もZEHに補助金が出る予定です。令和4年度の予算成立後に正式にアナウンスされるものと思われます。

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